鉄は元々、鉄鉱石の形で酸素、水素の化合物として、自然界に安定した形で存在します。それを人間が精錬し、不安定な状態の鉄にするため、鉄は再び安定した状態の化合物に戻ろうとします。錆とはその化合物を言うのです。
錆の進行には、「酸素」と「水分」が不可欠です。湿度や温度の影響も受けながら、空気中の水分が鉄の表面に付着(結露)し、空気中の酸素により酸化されて、錆の発生が始まります。錆の進行速度は、相対湿度60%RHで増大すると言われています。




防錆紙に含浸されている防錆剤が、徐々に気化し、防錆紙に包み込まれた鉄の周囲を防錆剤が充満します。
そして鉄の表面に付着している水分に、防錆剤が溶解し、防錆皮膜を形成します。
この防錆皮膜が水、酸素を遮断、鉄の表面を保護し、鉄を防錆するのです。


ウインテックスでは、中性から弱アルカリ性域ph値の中性クラフト紙に、気化性防錆液を含浸させた防錆紙を製造しています。防錆紙には、鉄用、非鉄金属、銅用があり、用途に合わせて最適の防錆紙をお選び頂けます。
また防錆紙片面にポリエチレンラミネートを施すことにより、梱包後防錆剤の外部への気化散逸を最小限に抑えることができ、過酷な輸送条件下においても、安定した防錆性能を維持することが可能です。荷崩れや荷傷などの懸念がある場合には、破裂引裂き強度に優れたPEクロス貼防錆紙をご使用下さい。
また、使用後のリサイクルを前提とする場合、或いは包装の透明性が求められる場合には、防錆剤をポリエチレン樹脂に練り込んだ防錆フィルムがあり、自動車メーカー、同部品メーカー、産業機械、建設機械各社様にて、長年に渡り当社の製品が、シート状または角底袋として使用されています。


 防錆フィルム

 防錆フィルム袋

 PEクロス貼り

 防錆紙